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なぜ金属が1/100mmの精度で削れる?NC旋盤で行う切削部品加工の裏側

金属を丸く削る切削部品加工において、NC旋盤の正確さは群を抜いています。一般的な機械では0.1mmほどの誤差が出るところ、なんと0.05mmまで削減。
さらに細かな調整を行うことで、1/100mmというごくわずかな誤差に抑え込めます。
これほど精密な加工がなぜ可能なのでしょうか。

理由は、機械の動きをすべてコンピューターで数値管理しているからです。人間の手作業だと、その日の体調や集中力でどうしても仕上がりにムラが出ます。
しかし、NC旋盤は設定した開始位置や回転速度を、何度でも正確に再現。
最初から最後まで、全く同じ動きを寸分の狂いもなく繰り返す能力を持っています。

加工中には、金属と刃物が擦れ合って激しい摩擦熱が発生。熱を持つと金属はわずかに膨張するため、そのまま削ると寸法が狂ってしまいます。
そこで、加工している部分に「切削油」という専用の液体を常に吹きかけます。
冷やしながら削ることで熱による変形を防ぎ、高い精度をキープ。

さらに、刃物の摩耗度合いを計算に入れることも忘れません。
何個も削っているうちに刃先は少しずつ減っていくため、その分を先回りして計算。
プログラム上で刃物の位置をほんの少しだけ動かす補正を行います。
こうした細かな工夫の積み重ねが、驚異的な精度を支えていると言えます。

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